一度購入すると長い付き合いとなるインテリア。かわいらしいファブリックやおしゃれな家具を少しずつ買い足していくうちに「なんだかゴチャついて統一感がなくなってしまった・・・」と後悔する声も聞こえてきます。洗練された統一感のある空間を演出し、リラックスできる部屋にするためには、インテリアの色使いが大きなポイントとなります。今回は、インテリアの色を何色までにするとおしゃれな部屋になりやすいのか、インテリアコーディネートのポイントやカラーコーディネートの黄金比、色自体のイメージによる効果なども踏まえて、色使いを中心としたインテリアを選ぶヒントをご紹介します。

■インテリア全体の色を考えるには、まずテイストを決めること
インテリアの色を何色までにするか考える前に、部屋のテイストやコンセプトを決めるのがコーディネートのポイントです。リビングならリラックスできるナチュラルなイメージの空間に、ワークスペースからモダンな雰囲気で集中しやすい空間にするなど、部屋の用途によって方向性は変わってきます。部屋全体がまとまりのある雰囲気になるよう、最初に部屋のテイストやイメージを決めておくと、色も選びやすくなります。部屋のテイストの代表的なものには、ナチュラル、モダン、エレガントなどがあり、近年はアンティーク調やブルックリン調といったテイストも人気です。たとえば、アンティーク調なら木目をベースにして差し色を「くすみカラー」の中から選んだり、ニューヨークを意識したブルックリン調なら「黒とシルバー」をベースにレンガ色も含めてまとめるなど、豊富なカラーからも絞りやすいでしょう。
■インテリアは何色までにするべき?
インテリアの色使いの基本的なポイントは、「色数をおさえる」ことと「同系色でまとめて差し色を入れる」こと。
・インテリアのカラーは3色まで
1つの部屋にそろえるインテリアの色は3色におさえるのが、おしゃれな部屋を作るポイント。家具だけでなく、天井や壁、床の色も含めて3色でまとめましょう。4色以上になると統一感がなくなり、なんとなくゴチャついた印象になりやすくなります。
・3色の配分は「70%:25%:5%」
カラーコーディネートの「黄金比」ベースカラー:70%、メインカラー:25%、アクセントカラー:5% それぞれどんな役割をはたすのか
・ベースカラー:ベースカラーとは、天井や壁、床など、インテリアの基礎となる部分に使われる色のこと。部屋に使われる色の70%をベースカラーで統一することで、全体としてまとまりのあるカラーコーディネートになります。部屋を広々とした空間にしたいなら、暗めの色よりも明るめの色をベースカラーにするのがおすすめです。
・メインカラー:メインカラーは、ラグやカーテンのような大きな布製品や、背の高い食器棚や本棚などに使われ、インテリアの主役となる色のこと。すべての家具を同系統でそろえ、部屋の25%がメインカラーになるようにインテリアを選んだ方が部屋がすっきりして見えます。メインカラーも圧迫感に影響するので、高さのある家具を置きたい場合は、できるだけ濃い色を避けると部屋を広々と見せることができます。
・アクセントカラー:アクセントカラーは、メインカラーの色合いをさらに強調し、イメージに変化を与えるポイントとなる色のこと。クッションや小物・観葉植物などに使われる色で、インテリアの5%程度に留めると良いでしょう。ベースカラーをうまく取り入れると、さらに洗練されたイメージになります。アクセントカラーに使う色は、ベースカラーやメインカラーとは対照的な色を選ぶのがポイントです。
■色や照明のイメージや効果も参考に
・色が与えるイメージ
たとえば、赤や黄色などの暖色を目にすると、なんとなく元気に感じることはありませんか?暖色には血圧をあげたり、食欲を増進したり、熱気を感じさせる効果があります。反対に青や緑などの寒色には血圧を下げたり、リラックスしたり、食欲を抑えたり冷気を感じさせる効果があるのです。
・照明の色や明るさが与えるイメージ
たとえば蛍光灯のような明るい昼白色には気分を活性化する効果があり、オレンジ色の電球色にはリラックス効果があります。シーンに合わせて使い分けることで生活にメリハリが生まれます。


